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越後の親鸞 
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都婆の松
都婆の松
東本願寺の再建を助けた松女伝説、分田の都婆のまつ松(ぶんだのとばのまつ)
曹洞宗 玉應山玉泉寺
所在地 〒959-2074
阿賀野市分田1043
電話0250-62-2889
URL http://gyokusenji.org/index.html
拝観日 事前予約が望ましい
拝観時間  
アクセス :磐越自動車道新津I.C.から水原方向へ15分
電車:新潟駅から羽越本線2つ目の水原駅下車8km
    新潟駅から信越本線5つ目の新津駅からタクシー
駐車場 あり
拝観料
付近地図 梅護寺や無為信寺、孝順寺も比較的近いので、ご旧跡巡りのルートとしてお勧めしたい。五頭温泉郷や瓢湖、北方博物館等の観光地もある。五頭連峰のハイキングや阿賀野川付近の風景も楽しめる。
地図
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宿場街の風情が残る分田の町並み 玉泉寺

 <都婆の松>

【 由緒沿革 】

 分田の白尾長蔵という方の土地に「都婆の松」と呼ばれていた老松があった。この松には伝説があって、親鸞聖人が越後を布教された際に、杖を挿されたものが生長したという説があり、また聖人が布教に立ち寄られ食事をされたときに、松の小枝を折って箸にされ、記念にと土に挿されたところ、いつの間にか枝や葉をつけて生い茂り、りっぱな一樹の松となったという説もある。

 それから何百年もたったある年のこと、京都の本願寺本堂を再建する大工事があり、諸国から懇志金や献上米が奉られた。そして大勢の方が工事の手伝いをするために集まった。そこに見目麗しい若い一人の女が「私は越後の分田の里の松女と申すものです。私もどうしてもお手伝いをさせていただきたくて、はるばるやってまいりました。是非お仲間に入れて下さい。」と熱心に頼みこんだ。その翌日から松女が一生懸命働く姿が見うけられた。そして松女は透き通るようなよい声で木遣り(きやり)を唄いはじめた。松女の美しい唄聲に、何十人もの人達が悪戦苦闘しても動かせなかった大きな用材も易々と運ぶことが出来、松女の唄によって大変な工事が大層はかどることができた。工事中に美しい声で歌い続けた松女はすっかり有名になり、「お松、お松」とかわいがられた。しかし、工事が終わるといつのまにかお松の姿が見えなくなっていた。京都の本山は松女の功徳に感謝状を贈ろうと、使僧を遣わしてわざわざ越後に下り分田村を訪れて松女を探してみるが、誰も松女などと呼ばれる女を知る人がいなかった。しかし、いろいろ調べてみると付近の村人から不思議な話を聞くことができた。それは、この分田に親鸞聖人が植えられたと伝わっている都婆の松という大きなりっぱな松があり、その松が本山の工事中は滴る緑も色あせて枯れそうになっていたということであった。このことを聞いた僧は、さては松女とはこの松のことであったかと、松の根元に『都婆の松』と字を刻んだ石の塔を建て、懇ろにお経を読んで立ち去った。不思議なことに、松はそれから急に色も青々となり、もとの元気な松になったという。

 それから都婆の松は有名になったが、昭和6年に老樹のため空洞を生じ、危険ということで伐採されてしまった。この松が生えていた土地を管理していた白尾さんが、分田にある玉泉寺の総代をされていたご縁から、都婆の松や分田の歴史について玉泉寺のご住職からお話を聞くことができる。都婆の語源は塔婆や卒都婆から変じたものか、その語源はわからない。

 分田は、江戸から越後まで通じている三国街道から、蒲原平野の山際を抜けて村上方面へとのびる「山通り」として発展した。船着場もあって、宿場町として賑わったところであった。分田宿は幅5間(約9m)の家並みが4町26間(約483m)続き、街道沿いには短冊型の家屋が整然と続いていたそうで、明治11(1877)年には明治天皇の北陸巡幸の経路になった。いまも残る黒の板塀のたたずまいに、分田の歴史を感じさせる風情がまだ残っている。

 阿賀野川下流域にある分田は、雄大な五頭連峰を眼前に蒲原平野の田園が広がり、親鸞聖人が信濃川や阿賀野川を船で行き来して、鳥屋野から安田まで布教してまわられたであろうお姿が想像される。


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