近年、縄文文化の見直しが進んでいます。それは「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界遺産に登録されたというのもありますが、研究が進み、日本の縄文文化が世界的に見ても評価に値することが分かり始めてきたからでもあります。 縄文文化の特殊性 実は日本の縄文文化は、世界的に見てかなり特殊な性質を持っています。縄文文化は世界史的な分類では新石器時代にあたりますが、この時代は通常農耕や牧畜が発達しました。しかし、縄文文化は狩猟・採集という段階から進化することなく、文化的な側面、たとえば土器の複雑化などは他の新石器時代の文化のように発展しました。また狩猟・採集で生活をおこないながら、これほどの規模の定住集落が長きにわたり維持された例は他に見つかっていません。それだけ縄文文化は、世界的にみても特殊な存在なのです。
Month: April 2022

愛染まつり
天神祭、住吉祭と合わせて「大阪三大祭り」と呼ばれるこの愛染まつりは、実は日本最古のお祭りといわれています。愛染まつりが始まったのはなんと約1,400年前の飛鳥時代だといわれているのです。このお祭り自体があの聖徳太子の意向を受けて始まったというのですから、なんとも凄い話ですよね。 見どころはミス愛染むすめコンテスト そんな由緒あるこの愛染まつりですが、現代では少し様変わりしています。なんと祭りの二日目には、浴衣を着た美人が集い、ミス愛染むすめを決めるというコンテストがあるのです。しかもコンテストに登場する美女たちがそれぞれの一発芸を披露するため、会場は非常に盛り上がります。人によってはこのコンテストが祭りのクライマックス!という方もいるくらいです。古の時代に国の行く末を憂いた聖徳太子も、このコンテストを見れば相好を崩すのではないでしょうか(笑)